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溶接工を辞めとけは偏見!きついところとやりがいや向いている人をプロが解説!

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鉄工系の製造業で代表的な溶接工ですが、世間では辞めとけと言われることも多いようです。

僕自身、十数年ほど溶接工と密接な関係を持って仕事をしていますが、溶接工の仕事は体に悪影響を及ぼす要素があったり、原始的で時代遅れなイメージがあることは否定しません。

しかし、実際はルールを守れば体を壊すことはありませんし、やりがいを感じる場面も多いです。

この記事では、長年製造業に身をおいている筆者が『溶接工のきつい点』や『やりがい』、『離職率や将来性』まで詳しく解説します。溶接工に興味がある方にとって非常に参考になるので是非最後までご覧ください。

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目次

溶接工が辞めとけと言われる理由|きつい7つのポイント

僕は実際に鉄工系の製造業で働いていますが、溶接工が辞めとけと言われている理由は以下の7点が理由だと思います。

  • 溶接の光が目や体に悪いから
  • 溶接で発生する煙が体に悪いから
  • 過酷な環境だから
  • 肉体労働も多いから
  • 作業が割と孤独だから
  • かっこいい仕事という認識がないから
  • 収入が低いイメージがあるから
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それぞれ説明します!

溶接の光が目や体に悪いから

溶接の際は直視できないほどの光が発生します。

この光には紫外線がたっぷりと含まれており、長時間目に入れば角膜が炎症を起こしますし、肌に当たれば重度の日焼けのような状態になります。

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角膜が炎症を起こしてしまうと目を開けていられないほどの激痛なため、日常生活に支障が出ます…。

そのため、溶接をするときは遮光面と呼ばれる顔全体を覆い、目元のみ強い光だけが見える真っ黒なガラスで保護されたお面を装着します。

また、光が肌に触れないように首周りを覆う頭巾を被ったり、基本的に長袖長ズボンで肌の露出をしないことが賢明です。

溶接光の影響>>溶接は目が焼ける!目を焼いた時の応急処置方法は?溶接焼けの対策も

溶接で発生する煙が体に悪いから

溶接をするとヒュームと呼ばれる煙が発生します。この煙は溶接によって溶けた金属が蒸気となり、その蒸気が空気中で冷却され細かい粒子となったものです。

通常、比較的粒子の大きな粉じんは鼻孔や気管支等に付着して「たん」となって体外に排出されますが、微細な粉じん(ヒューム)は肺の奥深くの肺胞にまで入り込み、そこに沈着してしまいます。

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沈着した粉じんは体外へ排出されません。

これを長い期間繰り返すうちに、肺がんやじん肺という病気を誘発します。

溶接時は煙を吸い込まないために、防塵マスクを着用した方が良いでしょう。

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基本的に溶接中の防塵マスク着用が義務付けられています。

過酷な環境だから

上記で説明した光やヒュームに加えて、溶接工は過酷な環境下で仕事をすることがあります。

  • 夏は暑い
  • 冬は寒い
  • やけどが多い

これらは鉄工業全般に言える話です。鉄工所とはどんな仕事?きついことや向いている人を経験12年のプロが解説!でも解説しているので興味があればこちらも参考にしてください。

肉体労働も多いから

溶接工は時には肉体労働も発生します。

  • 施工場所まで階段をのぼる
  • 重い製品を持ち上げる
  • 重い溶接機を設置する

さまざまな現場で作業をする場合は、その場所への移動や機材の設置が発生します。ときにはひたすら階段をのぼらなければならないことも。

また、鉄工業は作業前の段取りが重要となります。製品を溶接しやすい状態にするために作業台の上に乗せる、製品の見えない部分を溶接するためにひっくり返すなどの肉体労働も発生します。

作業が割と孤独だから

溶接中は遮光面を装着しているため、溶接の光以外何も見えません。淡々と一人で溶接し続ける場面が多いでしょう。二人以上で近距離で溶接していれば会話くらいはできますが、視覚では把握できません。

溶接工は基本的に孤独な作業であると認識しておきましょう。

かっこいい仕事という認識がないから

今はIT社会。人気のある職業はSEやウェブデザイナーなど、溶接工とかけ離れた仕事ばかりです。

そのため、仕事内容の問題ではなく、ただ単に「流行らない仕事だから辞めとけ」という意見もあります。

とはいえ溶接工を含めた製造業は間違いなく世の中を支える職種です。目立たないだけで我々の生活の基盤作りを担っています。

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溶接工は渋くてかっこいいのにその認知が低くて正直悔しいです…!

収入が低いイメージがあるから

溶接工は高卒・中卒の方が多いことから、収入が低いイメージを持つ人は多いでしょう。

ネットで調べた結果、溶接工を含めた鉄工業の平均年収は2019年時点で約450万円というデータが公開されています。

これは日本全体の平均年収と比べると少しだけ高い程度で、溶接工の収入は極端に低いわけではありません。

むしろ僕が知る限り、資格を多く持っている溶接工はかなり年収が高いです。溶接工にも夢があるということは知っておいてほしいです。

鉄工業の給料解説はこちら>>鉄工所の給料や年収は安い?相場や他業界との比較|現役の年収も公開!

溶接工を辞めとけと言われるのは偏見が多いから

溶接工を辞めろと言われる理由は、上記で紹介したことが原因と思われますが、これらは偏見であると強く言いたいです。

確かに溶接が体に悪いのは事実ですが、それを防ぐ保護具をしっかり着用すれば問題ありません。

肉体労働に関しても確かに重いものを持ったり階段を果てしなくのぼることもありますが、地獄のようにきついわけではありません。

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むしろいい運動になりますよ!

それに、たしかに作業中は孤独かもしれませんが、決して人間関係が悪いわけではありません。収入だって資格をたくさん取得すればどんどん上がっていきます。

 僕の周りで失明やじん肺、ヘルニアなどになった人はいないです。 たくさんの会社を見てきましたが、和気あいあいと仕事をしています。

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「溶接工に興味があるけど辞めとけという意見が多くて躊躇している」という方は心配しないでほしいです!

溶接工の離職率は会社による

溶接工の離職率はずばり「会社による」としか言えません。

待遇が良い、人間関係が良い、残業も休日出勤も少ない会社は当然離職率は低いですし、その逆だと離職率は高いです。(どの職種でも言えることですね)

勤務形態は会社によりますが、やはり大きな会社のほうが待遇が良く、働き方改革に伴って残業や休日出勤が少ない傾向にあります。

また、溶接をやっていて楽しいと感じられない人も辞めやすい傾向にあります。溶接工は向き不向きがはっきりしている仕事といえるでしょう。

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後半で溶接工に向いているのはどんな人か解説しています!

良い会社を探すなら製造業の求人に特化したコウジョブがおすすめです>>公式サイト

溶接工の将来性は?

AIやロボットの発達で、溶接工の仕事が無くなるのではないかと心配に思う方もいるでしょう。

結論として、溶接工の仕事が完全になくなる可能性はかなり低いでしょう。

ロボットが発達し、溶接の自動化が進んでいくことは考えられます。しかし現実的にロボットでは対応できない場面が多く、人間の目と腕で溶接したほうが効率的である状況は多々あります。

しばらくのあいだ、本当に単純な溶接でないとロボットは対応できないでしょう。また、溶接の技術や知識が備わった人しかそのロボットの溶接を管理することはできません。

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これらのことから溶接工は今後も需要ありと考えます!

溶接工のやりがい|魅力もたくさんある!

前半では溶接工のネガティブな部分に触れてきましたが、多くのやりがいやメリットがあるのも事実です。

  • 世の中を支えていることを感じられるとき
  • 自分の成長がわかりやすい
  • 技術があれば収入も上がる
  • 資格をたくさん取れる

上記4点が溶接工に感じるやりがいやメリットです。それぞれ解説します。

世の中を支えていることを感じられるとき

溶接工などの製造業は自動車の部品から工業用機械、建築構造物、石油やガスのタンク、さらには船舶や航空機など、我々の生活や産業を支える重要な仕事です。

決して目立ちはしませんが、「陰ながら世の中を支えているんだ」という誇りを感じられます。

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自分が携わっているものを生活の中で見かけると誇らしく思えますよ!

自分の成長がわかりやすい

溶接工は現段階の自分のレベルが全て溶接に表れるため、自分のレベルがわかりやすいです。

  • 以前より綺麗な溶接ができるようになった
  • 以前は時間がかかっていた作業のスピードが上がった
  • 検査に一発で合格できるようになった

自分がレベルアップしていることを感じやすいため、モチベーションを維持しやすいことも溶接工の魅力です。

技術があれば収入も上がる

前半で溶接工の収入について触れましたが、技術が向上するほど収入アップに繋がるのが溶接工です。

溶接工は仕事内容が目に見えやすいため、評価されやすい職種でもあります。さまざまな実績をあげれば評価も高くなり、昇給に繋がりやすいでしょう。

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実力がものを言う世界です。

高収入への道>>溶接工の年収1000万は可能!溶接給料を上げるためのロードマップ

資格をたくさん取れる

溶接に関する資格は山ほどあります。

  • 各種溶接の免許
  • 溶接管理技術者
  • その他技能系資格

例えば溶接の免許は板厚・溶接の向き(横や縦、円周など)・溶接の種類(棒・半自動・TIGなど)という風に、細かな条件で分かれているため多くの種類が存在します。

そのため、所有資格でその溶接工のある程度の実力がわかります。資格を持っている分だけ会社からの評価が高まるだけでなく業界内での転職活動にも役立ちます。

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腕の良い溶接工はどの会社も欲しがります。

実は溶接に難しい資格は要りません>>溶接は資格なしでも可能?なくてもできるがキャリアアップには必須!

溶接工に向いている人

溶接工のネガティブな部分とポジティブな部分に触れてきましたが、結局は『溶接工に向いているか』も重要な要素です。

  • 向上心がある人
  • 黙々と作業するのが好きな人
  • 几帳面な人
  • 手先が器用な人

単純にセンスがあるかどうかの話ではなく、性格が溶接工に向いているかどうかが判断材料となります。

向上心がある人

溶接の上達には多くの練習を要します。現状に満足せず、常に技術向上の気持ちを持っていなければ伸びません。

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もちろんセンスがあるに越したことはありませんが、それ以上に必要なのが向上心です。

向上心を持つには溶接を好きになれないといけません。実際に溶接をやってみたときに上手い下手は別として、楽しいと感じられればそれだけで素質があるといえます。

黙々と作業するのが好きな人

溶接工は作業中孤独であること場面が多いです。その中で集中力を維持し、黙々と行うひとり作業に抵抗がない人は向いているでしょう。

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溶接工に限らず職人はこの気質にあるかもしれませんね。

几帳面な人

溶接が綺麗に見える条件として、幅が均等・凸凹が無いなどの要素がありますが、これらは溶接工の性格によって左右されます。

几帳面な溶接工ほど納得のいく外観になるまで溶接を仕上げ、それにより製品が綺麗に見えるため、客先からの満足度に繋がります。

手先が器用な人

溶接工に向いている性格を紹介しましたが、手先が器用な人の方が溶接工として有利であることは間違いありません。

上記の性格に当てはまり、手先が器用であれば確実に溶接工として活躍できます。

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溶接工に興味があって上記に当てはまる人は是非挑戦してほしいです!

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まとめ:溶接工が辞めとけと言われるのは偏見も含まれている

溶接工が辞めとけと言われる理由や、向いている人の性格、やりがいを解説しました。

溶接工は決して底辺の仕事ではありません。興味が湧いているなら挑戦してみて!と強く言いたいです。

なんでも相談に乗るので上記のリンクから気軽に連絡してきてください。

今回は以上です。

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