工場勤務は底辺で恥ずかしい？待遇でみれば全く底辺ではない

工場勤務は底辺だと言われることが度々あり、それを耳にするたびに「やっぱり底辺なのかな」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、工場勤務が底辺かどうかは会社によります。

工場勤務に転職しようか悩んでいる人や、工場勤務に務めているけどモヤモヤしている人は参考にして下さい。

工場勤務が底辺と言われる理由

工場勤務が底辺だと言われる一般的な理由は以下のとおりです。

• 収入が低いイメージがあるから
• 恥ずかしい仕事だと思われているから
• 周りから見下されているから
• 将来性が無いイメージがあるから

収入が低いイメージがあるから

工場勤務は基本的に中卒～高卒の人員で構成されています。学歴が低いため、頭を使わない仕事で低収入というイメージが世間には根付いてしまっています。

実際、食品加工などのパートさんがメインとなっている職種は低収入である場合が多いです。

しかし工場勤務の中には一定の知識や技術が必要な職種もあり、そういった仕事は比較的高収入です。

工場勤務の種類>>工場勤務はきつい？辛いポイント10個紹介！やばいことだけじゃありません

恥ずかしい仕事だと思われているから

工場勤務というだけで、バカにしてくる人は大勢います。

筆者も工場勤務歴13年ですが、未だに「工場勤務です」と胸を張って言うことはできません。

なぜなら、工場勤務の世間のイメージがかなり下に見られているからです。

エリートサラリーマンなどからすれば、恥ずかしい仕事だと思われても仕方がないかもしれません。

しかし、工場勤務は意外にもそこそこ給料が良い(職種によるが)ですし、ワークライフバランスも良いところが多いです。

そこそこの収入でプライベートの時間もたくさんある。

これが底辺じゃないことは明らかです。

現に、工場勤務が楽すぎて天国と感じている人もいます。その理由は以下の記事で解説しています。

周りから見下されているから

工場勤務というだけで周りから見下されることは多いです。

文字通り汗水垂らして頭も使わず、ろくな仕事なんてしていないんだろうと思う人もいるでしょう。

実際、工場勤務では周りから見下されるのが嫌で辞めたという人も、筆者の周りではかなりいました。

ただ、結論をいうと見下すことに関しては見下す人が悪いです。

どんな仕事にも意味があります。その中でも製造業は（いわゆる工場勤務）日本経済において価値を生んでいる業界のひとつです。

他人の仕事を見下す人にろくな人はいません。気にしないことが一番です。

将来性が無いイメージがあるから

工場勤務は、単純作業の繰り返しで将来性のない仕事だというイメージも持たれています。

工場勤務の代表的なイメージが、流れ作業を行うライン工だからです。

詳しくはこちら>>工場ライン作業がきつい理由と対処法3選！どうしても嫌なら転職を視野に

なにも考えずに、スキルアップもなく、初日から誰でもできてしまうような仕事を延々と繰り返さなければならないのは、たしかに僕も将来性がなくてやばいと思います。

ですが、価値観は人それぞれ。ライン工のような仕事が天国に感じている人だって多数います。

また、工場勤務といっても技能工は将来性があると言えます。

例えば、溶接工。年収1,000万円を目指せる職業です。

工場勤務は底辺とは言い切れない

多くの工場勤務は以下のようなメリットがあり、一概に底辺とは言い切れません。

• ワークライフバランスがとれる
• そこそこの収入
• 手に職がつく

実際に働いていないとわからないかもしれませんね。

逆に上記に当てはまらなければ、底辺と言われても仕方ない可能性があります。（対策あるから大丈夫！）

まずは上記3つをそれぞれ説明します。

ワークライフバランスがとれる

工場勤務の一番のメリットは、ワークライフバランスが良いという点だと僕は思っています。

残業や休日出勤が少ないので、プライベートの時間をフルで楽しめます。

もしも給料が良くても、終電で毎日帰って休日出勤は当たり前、家に帰っても仕事のことばかり。こんな生活は嫌じゃないですか？

そこそこの収入

工場勤務は、上記に加えてそこそこの収入です。

ワークライフバランス良好。収入そこそこ。こう聞くとかなりのホワイトに感じますね。

気になる方は是非読んでみてください。

手に職がつく

工場は単純作業しか行わないイメージがありますが、意外とスキルが磨かれて将来的に有利になることもあります。

特に機械のメンテナンスや鉄工業などの技能工は、資格を取得する機会が多いため、仕事を続けながら自分の価値を高められるのでおすすめです。

鉄工業についてはこちら>>鉄工所とはどんな仕事？きついことや向いている人を経験12年のプロが解説！

自分の工場勤務が底辺だと思ったときの対処法

ここまで読んで、自分が行っている工場勤務って底辺なのかも…。と更に悩んでしまった方もいるかもしれません。

でも大丈夫。今からでも人生変えられます。具体的には以下の2つの方法がおすすめです。

• 誰もが知っている大企業の工場に勤める
• マネジメントをして役職を付ける
• しっかり準備して異業種へ挑戦する

誰もが知っている大企業の工場に勤める

例え工場勤務でも、誰もが知っている大企業に勤めていれば周りからの印象は大きく変わります。少なくとも工場勤務だからという理由で周りからバカにされる可能性は低くなるでしょう。

たとえば、トヨタ、日本製鉄、三菱、日清などの有名な企業にも工場の作業員として採用される可能性は高いです。

また、大企業であれば工場の一作業員でも好待遇で将来も安定です。

見下されたり底辺だと思われたりするのが嫌なのであれば、作業員としてでも大きな工場に転職することがおすすめです。

以下の記事では大企業の工場に勤められる可能性のある転職サイトをまとめています。

マネジメントをして役職を付ける

基本どの会社に勤めていても、役職者が馬鹿にされる可能性は低いです。

さらに、年齢が低ければ低いほど有能である証拠となるため、見下される可能性はかなり低くなります。

たとえば20代の人が友達に「工場勤務なんだよね」と言っても馬鹿にされる可能性はありますが、工場勤務で部署をまとめるリーダーをやっているというと、一気に株があがります。

しかも、マネジメントというのはどこでも使える非常に重要なスキルです。

残念ながら向き不向きはありますが、努力でどうにかなる部分があるというのも事実です。

周りから底辺だと思われたくないけど転職する勇気もない人は、ぜひ昇格を目指してみて下さい。

昇格しやすくなるスキルも紹介>>工場勤務はスキル身につかない｜将来の不安を吹き飛ばす5つの方法

しっかり準備して異業種へ挑戦する

そもそも工場勤務は嫌だ。という人は異業種への転職を考えてみましょう。

ただ、工場勤務しか経験したことがないのであれば、他の仕事に就くのも不安ですよね。

そんな人は以下の記事を読んでください。

工場勤務を安全に抜け出す手順を解説しています。

まとめ：工場勤務は底辺ではない上に可能性も秘めている

工場勤務が底辺と言われる理由など説明しました。

工場勤務をしていると、周りから底辺だと言われるたり、自分自身が底辺だと感じてしまって将来が不安になるかもしれません。

そんな方は、今回紹介した対策のどれかを実行してみてください。人生を変えるには行動が必要です。